第2回九州CT研究会、第2回九州CTフォーラム開催報告

九州CT研究会世話人

小川正人

 第2回九州CT研究会(九州部会 放射線技術セミナー:CT)、第2回九州CTフォーラムを昨年とほぼ同等の327名の参加を得て、盛会に終了することができました。関係各位、参加者の皆様には感謝申し上げると共に、九州のみ、かつ単独のモダリティーでの参加者数としては驚異的であり、CT検査に対する関心の高さが伺えたことから、我々も皆様の期待にこたえる為には更なる努力が必要と痛感した次第です。

県別 参加者数
福岡

196名

佐賀

18名

長崎

29名

熊本

33名

大分

13名

宮崎

4名

鹿児島

19名

沖縄

4名

その他

11名

合計

327名

今回の研究会では、奨励研究発表、基礎セミナー、テーマ討論と本会の方向性を提示し、シンポジウムでは、近年リリースされたCT装置が各社独自の方向性(主張)が強く示されたことから、各社の最新装置を導入された施設にお願いしました。また、第2回フォーラムでは、大阪医科大学の吉川先生に特別講演1を山梨大学の市川先生に特別講演2をお願いし、より実践的な造影検査法や3D作成技術についてご講演頂きました。更に、ランチョンセミナーではワークステーションメーカーさんに最新技術の紹介をお願いし、総評的には概ね好感触が得られました。 また、今回初めて実施したアンケートでは、問題点や課題、次回以降取り上げて欲しいテーマなどを挙げて頂き深く感謝申し上げます。多くの参加者に、ご指摘を受けた音響・スライド映写における不具合につきましては、映写機器の突然の故障と理由も明確になっており、次年度からは改善されると思います。また、昼休みの長さについては、次の特別講演に影響しないようにと、プレゼンを行われたメーカーさんのご協力によるもので、結果的に若干休憩が長くなってしまいましたが、商業的なコマーシャルに走られなかったことに敬意を表します。 九州CT研究会としては、下記に掲げる項目を目標と考えています。様々なご意見があるとは思いますが、次年度の第3回も精力的に開催準備を行い、参加者にとって大きな収穫のある研究会にしていきたいと思いますので、ご支援、ご協力のほど宜しくお願い致します。

九州CT研究会の目標

(1)   本研究会を通じて、医療に必要とされる診療放射線技師を育成する。
(2)   臨床に則した発展的研究者を育成する。
(3)   受益者負担の原則に法り、自立した研究会として成熟させる。会場